すてきな本を読みました。
ひらがなばっかりです。
携帯とかPCで読めるんです。
無料です。
…というわけで、青空文庫で『星の王子様』の新訳を読みました。
訳者の方は、原作者の著作権が切れて新たな邦訳が自由にできても、その邦訳を手にする「買い手」には利用上の制約が課せられてしまうということに問題意識を持っているようで、そうした点から、この訳は出版するのではなく敢えて青空文庫に納められているようです。
出版ということによる制約は、翻訳にも関係してくるのかもしれません。
おそらく多くの人は、この訳のタイトルを見て、あの『星の王子様』だと確信することはないでしょう。
そして、商業的な面を考えれば、それだけでもこの訳をすることはやりづらくなるはずです。
これは単なる推測で、そんなことには関係なく多くの訳者が純粋に『星の王子様』と訳しているのかもしれませんが…。
ただ、その「定訳」に対するこの訳者の評価と、『あのときの王子くん』という訳にこめられた訳者の意図には、「なるほど」と思うものがありました。
こうした諸々のことは、訳者によるあとがきに書かれています。
難しい話は置いておいても、やっぱりいいお話なので、読んだことない人、以前に読んだ人、皆さんにおススメします。
携帯機器などにダウンロードして読むにはテキストファイル版ですが、下のリンク先からHTML版を見ると、挿絵もついていていい具合です。
挿絵はネット上に置かれていて、普通にHTMLファイルをダウンロードすると見えなくなってしまうので、ちょちょいと工夫をするか、ネットにつないだ状態で読むといいと思います。
そんなわけで、青空文庫の該当ページへのリンクを貼っておきます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001265/card46817.html
[this is good] In my opinion, it is an interesting question, I will take part in discussion. Together we can come to a right answer. I am assured.
投稿情報: Percival Etheridge | 2010/05/02 00:38