Googleが大事にしていることをこの記事からまとめれば、次の三つでしょう。
・合理性
・創造性
・幸福(ハッピー)
合理性:共同作業のために各種ツールを使うことも、上下の別なく議論をすることも、合理的・効率的に仕事を進めるためで、一貫している。
創造性:これは20%ルールが有名。上下の別なく議論できるという環境も関連しているはず。次に向かうべき目標を生み出し、合理性が何に対する合理性なのかを規定するという意味で、合理性よりも一段上の重要性を持つと思われる。
幸福:「例外」として挙げられている部分は、合理性とも創造性とも違った観点から「確保しておくべき」とされているからこその「例外」。それは何 よりも大事にされていることだろう。新しい人を採る時にはお互いにハッピーになれるかどうかを見るという採用活動も、一緒に働く仲間同士で行なう細やかで 確かな評価も、ひとりひとりの幸福について考えているからこそやっているのだと思う。それも、浮ついた一過性の幸福もどきではなく、地に足のついた、先々 まで持続可能な幸福を真剣に考えている。
こんな文章を書くほど「へー」と思ったのは、いつも読んでいるメールマガジン、『プレジデント・ビジョン』を発行している増永寛之氏が、社長を務めるLive Revolutionで行なっているという評価のシステムや採用活動と全く重なるように思ったから。
氏はよりはっきりと、社員ひとりひとりの幸せを大事にする、というようなことを言っています。「お客様第一」と言うのでもなく、最終的に関わった人同士お互いに幸せになるということを考えた時に出てくる言葉なのだと思います。
「私の幸せ OR あなたの幸せ?」なんていう問いに捕われず、「お互いの幸せ」を目指すという価値観〜哲学に共感するわけです。
上掲『プレジデント・ビジョン』はこちらから。
※別に関係者ではありませんが、毎回いろいろな社長さんのインタビューが読めるのでオススメです。あと『起業家物語』も…。
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